日本のお城訪問
現存天守めぐり 始めました

お城巡りは、もともと好きで、とか、興味があって、とかで始めたわけじゃない。
きっかけは、2022年の丸亀旅行。旅のテーマというか目的は何にしようと考えていて、たまたまそこに現存天守があったことから始まった。
お城を訪れることで旅の目的は達成するので、テレビ番組に出てくる博士ちゃんのように熱心に調べたり研究したりはしていない。
持っている知識はネットから得た基本情報のみ。だから、これは単なる旅行記録だ。
ただ、こうしてまとめることで、復習ができて、次のお城めぐりがもっと充実したものになるのではないかなぁと思っている。

お城の基礎知識

◆天守と天守閣
意味は同じ。「天守閣」は「天守」の俗称で、「閣」は立派な建物、高所の建造物などの意。
◆城の種類
平城、平山城、山城、水城の4種類。
平城(ひらじろ)
平地に築かれた城。戦国時代終わり頃から江戸時代に造られた。
二条城(京都府)広島城(広島県)など
平山城(ひらやまじろ)
平地と小高い丘や低い山を利用して築かれた城。
津山城(岡山県)明石城(兵庫県)など
山城(やまじろ)
山に築かれた城。南北朝~戦国時代初期に造られた。
岩村城(岐阜県)竹田城(兵庫県)など
水城(みずじろ) / 海城(うみじろ)
海や河川、湖など水源のある場所を利用して築かれた城。
今治城(愛媛県)高松城(香川県)など
◆天守の種類(分類)
現存、復元、復興、模擬の4種類がある。
現存天守
文字通り江戸時代以前に建造された建物で現在も残っているもの。江戸時代170か所あったと言われるお城は、戦乱・明治政府の廃城令・天災・第二次世界大戦により失われ、現存は12城のみ。(上記参照)
復元天守
お城があった場所に、図面や修理記録などの資料をもとに再建したもの。内部も外観も再建したものを「木造復元天守」、構造物を鉄筋コンクリートなど現代の材料や工法で建てたものを「外観復元天守」という。
【木造復元天守】 白石城(宮城県)白河小峰城(福島県)新発田城(新潟県)掛川城(静岡県)大洲城(愛媛県)の5城
【外観復元天守】 熊本城(熊本県)和歌山城(和歌山県)名古屋城(愛知県)など
復興天守
天守が存在したことは確かだが、詳細な資料がないため復元できず、他の天守の資料をもとに建てた建造物。
大阪城(大阪府)尼崎城(兵庫県)小田原城(神奈川県)小倉城(福岡県)など
模擬天守
天守の存在が定かではない場所、もしくはそもそも天守がなかった場所に天守を模して建てた建造物。
郡上八幡城(岐阜県)中津城(大分県)唐津城(佐賀県)など
◆国宝指定は5城
現存天守のあるお城のうち、松本城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城が国宝に指定されている。
◆天下の分け目がお城の分け目にも
天下分け目の戦いと言われた1600年の関ケ原の戦いは、お城の分け目にもなっていた。城の使用目的が変わり、城造りも変わったのだ。戦国時代のお城は、軍事拠点であり防御拠点だったが、戦国の世が終わるとお城の役割は政治拠点であると共に権力の象徴となった。結果、敵の目から隠れる必要があった戦国時代のお城は黒が多用されたが、1600年以降は、人目を引く上、より大きく見せることができる白が好まれたというわけ。別名・烏城の松本城は完成1597年、白鷺城と呼ばれる姫路城の完成は1609年と聞けば、なるほどと思う。時流を読まねば生き残れないお殿様は、さすが流行に敏感だったのねぇ。

お城訪問 更新情報

更新日内容
2025年4月25日トップページ
2025年4月27日丸岡城・洲本城
2025年4月29日丸亀城・名護屋城・首里城
2025年4月30日犬山城
2025年5月3日彦根城
2025年5月4日松山城
map
丸岡城(福井県) 訪問日:2024年3月
1576年築城・現存天守・平山城
看板 天守 階段

詳しい話はこちら

犬山城(愛知県) 訪問日:2022年8月
1537年築城・現存天守(国宝)・平山城
看板 天守 眺望

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彦根城(滋賀県) 訪問日:2022年8月
1622年築城・現存天守(国宝)・平山城
道 天守 城内

詳しい話はこちら

丸亀城(香川県) 訪問日:2022年6月
1660年築城・現存天守・平山城
道 天守 ツーショット

詳しい話はこちら

松山城(愛媛県) 訪問日:2024年2月
1602年築城・現存天守・平山城
梅 天守 石垣

詳しい話はこちら

★番外編★

洲本城上の城(兵庫県) 模擬天守 山城

1929年建造(築城は1526年)
築城主・安宅 治興(あたぎ はるおき)

2023年1月、同僚と洲本温泉一泊旅行の二日日に訪問。洲本のバスターミナルから城跡のある標高133mの三熊山の山上まで歩くこと約40分。散策路の途中「山登りかよ( ;∀;)」と言ってしまうような勾配のきつい場所が数か所あり、私には少々ハードなウォーキングだったが、私のハーフ年齢の同僚は涼しい顔で上ってた。(若さを羨むのは、こういう時だ。)
と、天守の写真を撮っていなかった。各自、ネットで検索して見てください。
nammba&shiro
石垣が印象的な洲本城。間もなく本丸
城2ショット
私も上ったぞ、の証を写真に残す
難波さん
本丸からの眺めはなかなかの絶景

★ここからは楽しかった洲本の旅レポ

初日の昼
初日のランチは赤レンガ造りの淡路ごちそう館で
部屋
宿泊は洲本温泉のおしゃれなホテル島花。ベッドも大きく快適
グループホテルの温泉巡りは車の他、船での送迎もあって楽しかった
浴衣
着付けがいい加減だが恥を忍んで蔵出しする
夕食1
夕食は洋食のコース。ワインが合いました
夕食2
美味しかったことは覚えているが料理名はさて......?
名護屋城(佐賀県) 天守非現存 平山城

築城1591年 築城主・豊臣秀吉

秀吉が朝鮮出兵の拠点にするため築いた九州のお城。面積は17ヘクタールと広く、当時は大阪城に次ぐ規模を誇っていたそうだ。2010年代に仕事で一度だけ訪れたのだが、天気が良ければ壱岐や対馬が見えるという城跡からの眺めが満開の桜と共に印象に残っている。プライベートでもう一度ゆっくり行きたい城だ。(写真も欲しいしネ(^_-))
首里城(沖縄県) 2026年復元予定 山城

築城は推定14世紀末

長い歴史の中で度々焼失と再建を繰り返してきた城。2000年には城跡が世界遺産に登録されるも2019年、国営区域の全てが復元された直後に首里城正殿を始め7棟が火事で焼失。私が訪れたのは2021年12月で、復元工事の真っ最中だった。
首里城
2021年12月の正殿の様子
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