日本のお城訪問
現存天守 松江城(島根県)

2025年7月

1611年築城・現存天守(国宝)・平山城

★訪問メモ★

本丸までは度々行っていたが、天守内部に入ったことはなかった。
いつか行かねば、と思っていた2025年の夏、日帰りで行けるとわかり、決行。
10年前に国宝指定された現存天守は、史料も充実していて、見応えがあった。

◆所在地
島根県松江市殿町1-5
◆築城した人
堀尾吉晴
◆本丸の標高
29m
◆天守の高さ
30m
◆天守の構造
地下1階、地上5階
◆特徴
天守入口に設けられた附櫓
壁のない360度の展望が広がる望楼型の天守最上階
「通し柱」「包板」など特殊な工法
◆入城料
800円 ※訪問時の料金です
◆滞在時間
1時間15分
天守内部は40分ほど。城山公園内で休憩したり、松江神社の参拝をしたりで、気づくと1時間以上経っていた。天守の北側を巡ったり、歴史館に寄ったりすれば、半日は必要だと思った。
●余談 松江城のハート石
観光案内所で涼みながらパンフレットのラックを見ていたら、松江城のハート♡スポットと書かれたチラシを見つけた。お城にはハートの石垣と木目があると書かれている。石垣は、観光案内所の近くにあり、すぐに発見! そして撮ったのが、下の写真。どこにハートがあるか、わかるかな?
【ヒント】上じゃないよ、下だよ~♡

お城はこんなとこでした

堀尾像
お城入口の像は築城主・堀尾吉晴公で普請の指揮をとっている姿とか
お堀
お城を囲むお堀は、幅2~30m。堀川めぐりを楽しむ遊覧船も出ている
石碑
国宝指定は2015年、その3年後の2018年に建立された入口の石碑
自撮り
せっかくなのでバックに天守を入れて記念自撮り
二の門跡
大手門から本丸へ向かう途中の二の門跡。左手は松江神社だ
一ノ門
復元された一ノ門。門の向こうが本丸で、門をくぐったところが天守のチケット売り場
天守1
天守台(石垣)の高さは7.53m、天守の高さは22.43mで現存天守中3位の高さだ
天守2
手前が防御力を増すための附櫓で、入口となっている
石内棚
鉄砲などで敵を狙う際に足元を安定させるために造られた台で地階にある
井戸
24mの深さがあった井戸。現存天守内に井戸があるのは松江城だけ
鯱
松江城の屋根の鯱は高さ2.08mで木造では日本一。旧鯱は天守内に展示されている
鬼瓦
屋根隅の鬼瓦22枚は全て表情が違うそう。天守内には破損して取り外された鬼瓦を展示
引き戸
戸締り用あるいは籠城用に設置された引き戸は1階と4階に
最大柱
地階から1階の通し柱で天守を支える重要な柱だ
包板
板が貼られた柱が308本中130本あり割れ隠しなど不良材の体裁を整えるためと考えられている
1階への階段
地階から1階の階段は11段。横幅は広く1枚1枚頑丈で安心して登れた
2階への階段
2階への階段は12段
3階への階段
3階へは13段
4階への階段
4階へ13段
5階への階段
4階から最上階5階までは10段+10段のかね折れ(L字型)階段
4階フロア
4階フロアの階段の位置。使いやすい設計に思えた。テープは見学者が一方通行で進むための工夫だ
5階
69段(附櫓を入れると83段)の階段を上って着いた最上階、風が通り超キモチ良い!
5階人入り
四方とも全開で眺望良好
5階3
見学者が手に提げているのは靴袋。ビニール袋は入口でもらえる
5階4
松江城の階段は子供を抱っこしたままでもなんとか上り下りできるのだった(急は急だけど丸岡城ほどの傾斜ではないのよね)
眺望1
最上階から南方面、二の丸~県庁方面
眺望2
南西側、宍道湖がよく見えた
眺望3
最上階から北側を望む
yajirusi