Tour Report
★価格表記等は全て観光当時のものです★
2025年10月26日(日) 曇り 神戸市の朝の気温19度、高梁市の最高気温22度
- 7:10 自宅出発
- 予定より20分早く三宮のバスターミナルへ向けて出発。三宮駅のスーパーでお昼ご飯の買い出しをして行く。
- 8:30 両備バス 三宮バスターミナル発 ➡ 11:15 岡山駅西口着
- 乗車率は2割程。チケット発売日に手配したので、嬉し気に往復共1列目をゲットしておいた。陽射しを避けるため往きはドライバーさん側を取った(西へ向かって走るからバスの右側=ドライバーさん側が北側で良いというわけ。曇っていたから意味はなかったけどね)。岡山市内で若干の渋滞があり到着10分遅れ。予定の電車に乗り継げなかったらどないしようと焦った。
- 11:23 伯備線普通 岡山駅発 ➡ 12:18 備中高梁駅着
- 1年前の湯郷温泉の時にも来た駅なので、西口のバス降車場から伯備線のホームまで一目散にダッシュして行け、予定の電車に間に合った。これを逃すと次の列車は約1時間後。絶対乗りたかったんだよなぁ。車内はけっこう混雑していたが途中の倉敷駅を過ぎると乗客はぐんと減り、隣の席の夫婦が弁当を広げたので私も朝に買ったおにぎりを食べて午後のお城訪問に備えた。
- 13:00 ふいご峠行き乗合タクシー 備中高梁駅出発 ➡ 13:15 ふいご峠着
- 高梁駅到着後、徒歩2分の宿に大きな荷物を預けに行き、駅に戻って建物2階の観光案内所へ。ここで事前予約しておいた乗合タクシーの乗車手続きをして、13時発のタクシー出発を待つ。その間に観光に必要な入館券を購入。今回は1泊して観光するので備中松山城の他、武家屋敷や資料館など5館がセットになった共通入館券を買った。タクシーのドライバーさんが観光案内所まで迎えに来てくれ、もう一人の乗客(70代?の男性)と一緒に駅前ロータリーからお城のある臥牛山(がぎゅうざん)8合目のふいご峠までタクシー移動した。
- 13:20 天守目指してウォーキングスタート
- 帰りの乗合タクシーは予約しなかった。乗合の出発時刻は決められおり、その時間に戻って来られるかわからなかったからだ。観光案内地図にはふいご峠からお城まで20分、お城から下の武家屋敷まで歩いて55分との表記がある。だから、帰りは下まで歩くつもりだ。が、峠の駐車場から遊歩道を見て、タクシー予約をしなかったことを早々に後悔した。
- 13:50 本丸到着
- ふいご峠から20分で上れると聞いていた道を30分かけて上った。(30分かかって上った、と書くべきか?)本丸までの道は険しかったが、天守自体は2階建てのこじんまりとした造りで天守まで上がりやすく、また天守内は見やすくてホッ。
- ★備中松山城の詳細はコチラ ➡ 日本のお城訪問 現存天守 備中松山城
- 14:45 下山開始
- 本当はまだ奥にも見どころはあったのだが、天守訪問が目的で、体力も気力もさほどない私には、無事に下りられるかが次のテーマだった。なので二の丸のベンチで残しておいたパンをひとつ食べて、気合を入れてから下山を開始。軍手を持ってくれば良かったと思いながらケガをしないよう本気で注意して歩いたが、途中一度だけ足を滑らせ尻もちをついた。無キズだったけどね。
- 15:40 登城口到着
- ふいご峠の駐車場誘導のおっちゃんは、下まで20分と言っていたが、私は倍の40分かかった。でも無事だったから良いのだ。天気が回復し陽射しが出てきたので、周辺観光を始める。
- 16:00~16:30 郷土資料館 見学
- 遊歩道入口に近い武家屋敷は10月以降閉館が16時のため、武家屋敷からさらに駅側に歩き、17時まで開館している郷土資料館を見学。明治期に建てられた校舎の中に昭和の女には懐かしくて心震えるものがいっぱい展示されていて面白かった。
- 16:30~17:00 山田方谷(ほうこく)記念館 見学
- 郷土資料館で今日は終了にしようと思ったが、資料館の方が「お隣の方谷記念館は今日なら方谷さんの5代後の子孫に当たる館長さんがおられますよ。明日は館長さんお休みだから行くなら今日ぜひ」と情報をくれたので、入った。高梁市に行くまで全く知らなかった幕末期の儒学者のことがよくわかる施設だった。閉館前だったが館長さんに少しお時間をいただき山田家のお話を聞かせていただいた上、写真撮影までさせていただいた。
- 17:30 チェックイン
- 山田方谷記念館を閉館時刻の17時に出て宿へ向かう。途中、セブンイレブンとローソンで夕食の買い出しをした。駅前には飲食店もあるようだったが、既に1万6000歩も歩いていたので、チェックイン後は部屋を出ないと決めていた。ちなみに、今回の宿は温水洗浄機便座がない昭和の宿。それでも「住めば都」、ゆっくり休みました。


































2025年10月27日(月) 晴れ時々曇り 高梁市の最高気温21度で快適
- 9:00 チェックアウト&周辺観光出発
- 部屋でコーヒーとパンの朝食を済ませ、城下町観光へ。部屋から見ることができなかった青空(なにせ窓を開ければお隣の建物の壁、という部屋だったので)に感激しながら武家屋敷方面へ。
- 9:45~10:05 頼久寺(らいきゅうじ)
- 「茶道・建築・造庭の巨匠」小堀遠州(こぼりえんしゅう)が作った庭園が有名な臨済宗永源寺派のお寺を見学。平日の朝のせいか他に観光客はおらず、書院の縁側に座って自動で流れる庭の説明アナウンスを聞きながら、しばしぼ~っ。
- 10:15~10:45 武家屋敷・旧埴原(はいばら)家&あしあと館
- 前日通った石火矢町ふるさと村の武家屋敷を訪問。まず百二十石から百五十石取りの武士の住宅、旧埴原家へ。江戸後期の建築とのことだが、かなり手が入っているようで座敷の畳は新しかった。受付の建物内には「猫城主さんじゅーろーあしあと館」(猫城主の紹介とグッズの展示販売)があり猫城主誕生の経緯を知ることができた。
- 10:50~11:30 武家屋敷・旧折井家
- 旧埴原家から徒歩1分の旧折井家は今から190年前に建てられた書院造りの屋敷で二百石前後の武士の住まいだったそう。しかも、60年ほど前、昭和の時代まで住居として使われていたとのことで、母屋も庭もほぼ当時のまま保存されているとのこと。建坪約37坪の平屋で、座敷の畳や廊下の木のくたびれぶりにリアル感が漂っていた。
- 11:55~12:15 昼食
- 市内観光後、駅のスタバでまったりお茶するつもりが、店先の看板を見て、ついふらりと入ってしまった和食店『魚富』さん。お腹がいっぱいになったら元気が出て、午後は高梁市以外にもう1か所行ってみようと思い立ち、駅へ急いだ。
- 12:48 伯備線普通 備中高梁駅発 ➡ 13:45 岡山駅着
- 一年前に湯郷温泉に行った時の観光案に入れていた神社を目指して移動。列車は高梁駅を出てしばらく高梁川沿いを走る。その風景にやはり昨年に行った下呂温泉の帰りの列車を思い出し、下呂帰り同様、動画撮影をした。こういう時つい『世界の車窓から』の音楽を口ずさんでいる私だった。
- 13:53 吉備線普通 岡山駅発 ➡ 14:03 備前一宮駅着
- 下車して足取り軽く徒歩3分の神社へ行く。本殿を拝観してようやく私が行くつもりだったのはこの神社ではないと思った。行ったのは「備前一宮」の「吉備津彦神社」で、行くつもりだったのはひとつ隣の吉備津駅にある「備中一宮」の「吉備津神社」だったのだ。ちょっと欲が出て下調べもそこそこに慌てて出てきてしまった結果である。人間、欲を出すとロクなことがないってことですね。
- 15:21 吉備線普通 備前一宮駅発 ➡ 15:35 岡山駅着
- 駅に戻ってお茶タイム。
- 17:00 両備バス 岡山駅西口発 ➡ 21:10 三宮バスターミナル着
- 非常に空いているバスの一番前席(前日とは逆のドア側)、新車のオートマ、足元ゆったり目の座席でラッキー。と、思っていたら、岡山インターから山陽インターまで工事渋滞。これがしつこいの何の。おかげで1時間半近くのタイムロスがあり、19時45分に帰着予定が21時を過ぎてしまった。最後の最後で大幅遅延、一昨年の石垣島旅行を思い出し、旅は最後まで油断できないなぁとまたもや痛感しながら帰ったのだった。




















母屋の奥の廊下から見た庭。池も庭石も当時のまま














